上手くいかないチーム医療なら転職の検討も

チーム医療が上手くいかない理由

・各メンバーが、それぞれの専門家であり、考え方の相違がある
・専門外の知識について、共通の言語を持たない場合がある
・自分の仕事にプライドがあり、相手の意見を受け入れにくく、相手を尊重した対応ができない
チーム医療に大切なことは「チームの連携」であるにも関わらず、メンバーの気持ちがバラバラでは上手くいくはずがありません。そこで必要となってくるのが、カンファレンスを行う事です。

重要なカンファレンス

看護観などは、ひとりひとり違っていてあたりまえ、正解は一つではありません。だからといって、些細な問題にこだわっていてはギクシャクした人間関係となる原因となります。とくに、チーム医療のような新しい試みや終末期の医療であるターミナルケアなどデリケートな看護が求められるときには、注意が必要です。メンバー内の無用なトラブルを避けるためには事前のカンファレンスを行うことが重要です。
カンファレンスとは問題点や解決策などを話し合う会議のことをいいます。チーム医療では、さまざまな専門職の人が集まり、それぞれの分野から患者に対してベストな支援方法を話し合うことになります。このとき、終末期医療では「患者の意見を優先するのか」それとも「看護を優先するのか」「医療に必要なものを優先するのか」という、難しい問題に直面することもあります。このような場合でも、カンファレンスを行うことでベストな解決策を模索するしかありません。
しかし、相手の意見を尊重しない人がいるときは注意が必要になります。偏った看護観のおしつけや意味の通らない行為などは、患者にとって迷惑でしかありません。また、チーム内が混乱してしまう原因にもなります。
カンファレンスで大切なことは、上下関係によることのないフラット意見をそれぞれが発言し、その上で何が患者にとっていいことなのかを選択することです。

冷静に判断し、転職を考えることも必要！

人間関係がスムーズでない、問題のある上司がいる、チーム医療が上手くいかない、そんな病院はいずれ廃れていくことでしょう。意味の分からない注意を受けたり、納得できない看護観をおしつけられるなど、不本意なことが多い場合は、冷静に判断し転職を考えることも必要です。病院によって、人間関係も看護観などもまったく違ってきますので、上手くいかない状況が打開される見通しがないときには検討してみましょう。