大切だと分かっていても、どうすればいいのか分からない「チームワーク」の築き方ですが、難しい勉強をしなくても学べる方法があるのです。ズバリ、チームワークを描いた映画作品を鑑賞することです。人と人との信頼関係の築き方やどういう人物が尊敬されやすいか、頼られるのかが見えてくるはずです。
チームワークを描いた作品には、共通したストーリーがあります。
・大きな目標がある
・目標達成のために、メンバーが集められる
・各メンバーの能力を活かして、適材適所に配置される
・強いリーダーシップを持った人物がチームを引っ張る
・メンバーが団結して、目標達成となる。
このように、チームワークが描かれた作品には、ビジネスに必要な要素がたっぷりと込められているのです。優秀な人から欠点や癖のある人まで、さまざまなメンバーをまとめて、ひとつの目標に取り組む。これは、私たちが仕事で行っていることですよね。チームワークを描いた映画作品を鑑賞することで、こういった要素を楽しく手軽に学ぶことができます。
・「ハタリ!」
(1962年、監督:ハワード・ホークス、パラマウント映画)
アフリカの大地を舞台とした、動物園で飼育するために野生動物を捕獲するチームの奮闘を描いた作品です。チームのリーダーショーン(ジョン・ウェイン)を中心に、メンバー同士の衝突や、捕獲中のアクシデントなど、さまざまな困難を乗り越えていきます。
・「ミニミニ大作戦」
(1969年、監督:ピーター・コリンソン、パラマウント映画)
ケチな泥棒チャーリー(マイケル・ケイン)をリーダーとした強盗団が、イタリアを舞台に鮮やかな手口で4百万ドルの金塊を奪い取る、スリルとユーモアあふれる作品です。強盗団の連携プレーやイタリアの街を疾走する3台のミニクーパーのカーチェイスが見どころです。
・「ロンゲスト・ヤード スペシャル・コレクターズ・エディション」
(1974年、監督:ロバート・アルドリッチ、パラマウント映画)
元プロフットボールのクォーターバックだったポール(バート・レイノルズ)は、刑務所へ収監されたことで、囚人ばかりのフットボールチームのコーチをすることになります。ラストでは看守チームと囚人チームが激突する激しい試合が描かれています。コーチをすることになるポールがバラバラだった囚人たちの信頼を得て、チームを団結させていく姿は感動と共にチームワークの勉強になることでしょう。