チームリーダーが優れているだけでは、チームワークを発揮することはできません。一人ひとりのチームメンバーがチームを支えてこそ、良いチームワークは生まれます。では、優れたチームメンバーとはどのような人のことを指すのでしょうか。その特徴について詳しく見ていきましょう。
チームを構成するスタッフには、それぞれに与えられた役割があります。その役割をきちんと理解し、それを果たせるようひたむきに業務に取り組むる人は、チームメンバーに向いているといえるでしょう。一方、気をつけたいのが役割を超えた仕事をしようとすること。本人は良かれと思ってしたことでも、チームの計画にない行動をとってしまうと結果として周りに迷惑をかけてしまうこともあり得ます。チームワークを発揮するためにも、自分本位な行動は控えた方がよいでしょう。
誰かが困っているときに手を差し伸べられたり、意見を募ったときに声を上げてくれたりする人も、チームメンバーに向いているといえます。前向きな姿勢でチームに貢献できる人がいるだけで、そのチームに活気が生まれ全体の雰囲気もよくなるはずです。協調性が高い看護師はチーム医療の現場で活躍することを検討してみてもよいかもしれません。
どんな仕事であれ、仕事には責任が伴います。「誰かがやってくれるだろう」と安易に期待せず、自分の仕事を完遂できる人はチームメンバーに向いているといえるでしょう。特に患者を支える医療現場は責任が問われやすい世界。だからこそ、責任感の強い人は周囲から大きな信頼を寄せてもらいやすいです。もちろん責任感をもって仕事をしていても、ミスすることはあります。そのときはすぐに状況を共有し、適切な対応を取ることが大切です。
チームの方針が変われば、当然チームメンバーの役割も変わってきます。これまで指示されていたこととは異なる役割を依頼されることもあるでしょう。そのような場面で以前の体制にこだわり過ぎると、なかなか変化を受け入れられません。状況の変化を柔軟に受け入れ、今すべきことにフォーカスできる人はチームでの活動に向いていると考えられます。
仕事は楽しいことばかりではありません。ときにはストレスを感じたり、思うような成果が得られず不安になることもあるでしょう。それでも、物事をポジティブに捉えることができれば、多少の困難は乗り越えられるはずです。ポジティブなチームメンバーが多ければ多いほど、良好なチームワークを保てるでしょう。